中国茶の歴史は長く世界でもっとも多い茶の品種があります。「中国名茶志」の第1回統計によれば、中国では現在名茶は1017種類です。すべての茶は中国で作られた茶葉が原料で中国で生産された茶の総称を中国茶といいます。
お茶の木(茶樹)は学術名を「カメリア・シネンシス」といい、ツバキ科に属し、原産地については諸説がありますが、中国西南部に位置する雲南省の西双版納(シサンパンナ)とする説がもっとも有力です。中国では茶を飲むのは神農氏からとされています。神農とは5000年前の伝説の人物で100種類の草を食べて72種類の毒に冒されたが茶葉で救われたという話があり、茶が食用から飲用へ発展したのが中国茶の歴史です。
名 称:非発酵 産 地:浙江省杭州市西湖/獅峰山・梅家塢/他 製茶方法 :殺青---揉捻---乾燥 湯 の 色:黄緑 代表的な茶:西湖龍井(せいこロンジン)
名 称:微発酵 産 地:福建省福鼎県・政和県 製茶方法 :萎凋---乾燥 湯 の 色:淡黄 代表的な茶:白毫銀針(はくごうぎんし)
名 称:軽発酵 産 地:湖南省岳陽県洞庭湖君山 製茶方法 :殺青---揉捻---悶黄---乾燥 湯 の 色:黄 代表的な茶:君山銀針(ぐんざんぎんし)
名 称:半発酵 産 地:福建省安渓県 製茶方法 :萎凋---做青---殺青---揉捻(包揉)---乾燥 湯 の 色:黄橙色 代表的な茶:安渓鉄観音(あんけいてっかんのん)
名 称:完全発酵 産 地:安徽省祁門県 製茶方法 :萎凋----揉捻または揉切---発酵---乾燥 湯 の 色:赤 代表的な茶:祁門工夫紅茶(キーモンくふうこうちゃ)
名 称:後発酵 産 地:雲南省思茅市(普洱県)/西双版納 製茶方法 :殺青---揉捻---渥堆---乾燥 湯 の 色:黒 代表的な茶:雲南普洱茶(うんなんプーアルちゃ) |
| 殺青(さっせい) | 茶葉に高熱を加え、酸化を止めること。いくつかの方法がある。茶の形が炒青(しょうせい:釜炒り)ではがっちりとし、烘青(こうせい:火であぶる)では、ふわっとする。 |
| 揉捻(じゅうねん) | 茶葉を揉んで形を整えること。 |
| 悶黄(もんおう) | 水分を多く含んだ茶葉を高温多湿の場所に放置し、茶の働きで軽発酵させること。 |
| 渥堆(あくたい) | 微生物作用と湿熱作用を同時に兼ねたもので、菌の作用により発酵を促すこと。 |
| 萎凋(いちょう) | 茶葉を安置させて水分をゆっくり失わせ、葉を柔らかくして茶の香りを形成する過程。 |
| 做青(さくせい) | 手で茶葉をひっくり返し発酵を進めること。 |
包揉(ほうじゅ) |
粒状(台湾では半球形という)とするのに必要な過程。 |
| 発酵(はっこう) | 紅茶の品質形成を握る作業。緑色の葉は発酵すると茶葉に含まれる茶ポリフェノールが酸化酵素によって赤くなり、赤い茶湯、赤い葉の特徴が生まれる。 |
| 乾燥(かんそう) | 水を除き、形をつくり、香りをつくりあげる工程。 |
中国茶も日本茶も同じ「カメリア・シネンシス」というツバキ科の茶葉から作られますが、製法が異なります。日本茶は茶葉を蒸すことで酸化を止めますが、中国茶は茶葉を炒る又は菱凋(茶葉を安置させて水分をゆっくり失わせ、葉を柔らかくして茶の香りを形成する過程)することで酸化(発酵)を止めます。その結果一般的に中国茶は茶葉を見て楽しみ、香りと味を楽しむ事が出来ます。一方日本茶は味を一番で楽しみ、次に香りを楽しむので順位が異なります。中国茶は日本茶と較べて特に香りが重視されます。